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2023年開始 発展するかもしれない注目技術5選

年も変わったので、技術ネタを投稿します。

2023年に発展しそうな技術

管理人は、技術屋の端くれなので、新規の技術に興味があります。
というわけで、個人的に2023年の注目の技術を紹介します。
元ネタは「日経テクノロジー展望2023」

書籍自体は、昨年から出ているのですが、書店で気になったので手に取ってみました。
今年に発展しそうな技術がいくつか紹介されています。
(まあ、大体こういった予測は外れるのですが、知識を増やすという意味では有用)

個人的に気になる5つの技術

たくさんあるので、個人的に気になっているものを5つ取り上げます。
管理人は情報分野が専門なので、web3.0がどこまで進歩するのか、気になるところです。

3Dプリンタで家を作る!?

3Dプリンタは、近年比較的に一般的になってきた技術です。
プリンタで印刷というと、2D、つまり二次元的なものを想像しますが、この技術では3Dデータをコンピュータで取り込み、それを立体物として出力します。
具体的には、熱で融解させた資材を、塗り重ねることで立体的な造形を行います。
工業分野で利用されている技術で、企業はもちろん個人も購入できる時代になりました。

この技術で家を作成するという取り組みが、記事では紹介されていました。
勘違いしてはいけないのが、現状作成可能なものは我々が一般的に家として認識するものとは大きく異なります。
イメージとしては、家のガワをプリンタで出力するイメージでしょうか。
形状としても独特なものです。
特徴は、建築コストが比較的安く工期が短く済むことです。
情報を探す限り300-500万円で家が持てるようです。
ただまだ試験的な技術で、特に耐久性・安全性(法律の整備が追い付いていない)は今後の課題になると思います。

農業と漁業の循環、アクアポニックス

アクアポニックスという農業と漁業の循環により効率的な栽培と養殖を実施する営みが進められています。
前段として内陸で魚の養殖を進めるという事例が、近年で実施されるようになりました。
ふぐやサケを海がない内陸の地域で育てるという営みが有名ですが、アクアポニックスは淡水魚が主な養殖対象になります。
簡単に仕組みを説明すると、淡水魚の養殖に使った水を野菜の栽培に利用しその後養殖の水槽に戻すという循環の輪を構築します。
養殖に利用した水には魚の排せつ物など、野菜の栽培に利用可能な栄養が含まれています。
排水として放出すると環境を汚すことになる養殖後の水ですが、野菜の栽培に回すことで汚れが養分として吸収されます。
きれいになった水を養殖に戻すことで環境負荷を減らした養殖と栽培が可能になります。
水の利用は少なく、野菜もよく育つので、注目されています。
具体的な地域としては茨城県の霞ケ浦の流域で、チョウザメの養殖と野菜の栽培を合わせて実践されています。
コストパフォーマンスとしては未知数ですが、内陸で付加価値の高い魚を産出するきっかけになると期待しています。

電気自動車が呼ぶナトリウムイオン電池

次世代の電池としてナトリウムイオン電池が注目されています。
リチウムを原料とするリチウムイオン電池は、我々の生活のいたるとこで利用されるようになりました。
また電気自動車の急速な推進により、大容量の電池の需要は爆発的に増加しています。
しかし、原料とするリチウムがレアメタルという希少資源であり供給を外国に依存するということが問題となっています。
ナトリウムイオン電池は、原料面で不足する心配がありません。
また使用温度や充電速度でリチウム電池より優位とされています。
ナトリウムイオン電池の研究自体の歴史は古くからありましたが、リチウムイオン電池の登場のより発展が停滞してきました。
ここにきてリチウムイオン電池の原料や特性の欠点が浮き彫りになり、新ためて脚光を浴びているといえます。
より安価に安定的な電源が供給されるとよいですね。

さらに自由に特定の細胞を攻撃する光免疫療法

ガンになったら抗がん剤で周囲の細胞ごと破壊する、そんな時代は古くなりつつあるのかもしれない。
光免疫療法は、がん細胞のみに付着する薬剤を投与し、その薬剤に光を照射することで薬剤が反応してがん細胞を破壊することにより治療を行うものです。
がん細胞のみに付着する薬剤があること自体にまず驚きです。
付着の仕組みは、がん細胞のたんぱく質の構造にこの薬剤が反応する、というものだそうです。
さらに、この薬剤に光を照射すると色素が反応し、がん細胞を攻撃します。
がん細胞のみをピンポイントで狙い、光は人体に無害です。
またがん細胞を破壊する際に、がん細胞から放出される抗原物質を周囲の正常な細胞が認識することで免疫が活性化します。
周囲の正常な細胞は壊れていないので、本来の免疫が高まることになり、治療後の再発に対する抵抗力になります。
ついに光でがん細胞に抵抗できる時代が来たか、といった感じです。
ガンを克服できる時代は遠くないのかもしれません。

個人間を直接つなぐ分散型ネット社会、web3.0

web3.0という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
3があるなら、2や1もあるだろうことは想像に難くありません。
web3.0を説明するには、web1.0や2.0がなんであるかを簡単に知っておくとよいでしょう。
web1.0は、ネットの黎明期の情報の流通の形態や概念、と管理人は理解しています。
調べる限り、中央に配置されたサーバ群から末端のユーザに向かって、一方向に情報が流通する、といったイメージです。
web2.0は、近年のありようであり、ユーザがサーバ群に向かって情報を送信するという双方向の情報流通が怒るようになりました。

では、web3.0はどうなるか。
中央に配備されたサーバと情報をやり取りするのではなく、末端のユーザ同士が情報を連携するようになります。
分散型と呼ばれる所以がここにあります。
大きく変わる点は、中央サーバにより商売を運営してしていた企業でしょう。
中央サーバを利用することにより利用料をユーザから徴取していたこれまでのやり方は通用しなくなります。
web3.0が進むことで、これまでのビジネスモデルは変化を余儀なくされるかもしれません。
半面、ユーザは利用料払わくなくてよくなる一方、個人間の取引を行うことになりより高いリテラシーが求められます。

管理人は、web3.0による劇的な変化には懐疑的です。
理由としては、現在の商業形態でも、現実の店は企業が運営する店で取引することが多く、個人間の取引が主体となることは少ないからです。
これは、企業という公的な主体が存在することで程度信頼性が担保されていることに起因していると思われます。
個人から購入は、その個人にどれだけ商用的な信頼、さらに言えば法令順守などのリテラシーがあるか未知数であるため、トラブル時には面倒になります。
web上の取引でもこれは同じで、個人間のトラブルになれば解決するのは当事者同士です。
web3.0が進めば個人間取引が増加する一方で下手に利用料をケチったことで、それ以上のコストを払うことになれば、全くつり合いが取れません。
こういったことがことから、web3.0と呼ばれる時代になっても商業の流れは劇的に変化しないと考えています。

あとがき

2023年に発展しそうな技術、ということで考えてみました。
各技術は、昔では考えられないほど進歩しています。そこには期待したと思います。
しかし、技術をもって本当に昔より豊かになっているかは別のように感じます。
技術を使って何ができるのか、どうよくしていくかを含めて使い手は日ごろか考え続けなければいけませんね。

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