気になるサービスを調べてみたシリーズです。今回は、オンラインのゲームプラットフォームであるRobloxについて。
Robloxとは
ROBLOX社の日本語webページによると「Robloxの使命は遊びを通じて世界を繋ぐことです。グローバルな開発者のコミュニティが制作した何百万もの没入型3D体験を探検しながら、誰もがイマジネーションを膨らませたり、制作したり、友達と一緒に楽しめるようにしています。」とあり、プラットフォームとしてのwikipediaから引用した説明によれば「Roblox(ロブロックス)は、ユーザーがゲームを作成、共有したり、他のユーザーが作成したゲームをプレイしたりできる、オンラインゲーミングプラットフォームおよびゲーム作成システムである。2004年にデイビット・バシュッキ(英語版)とErik Cassel(エリック・カッセル)が開発し、2006年にリリースした。このプラットフォームは、プログラミング言語Luaでコード化された複数のジャンルのユーザー作成ゲームをホストできる」とのことです。
とある記事で、ゲーム版のYoutubeなどと評されていたことを受け、興味を持ちました。特にアメリカでは18歳未満の若者に人気であるようです。コロナにより影響力を拡大し、Roblox上のコミュニティで放課後は交流するといった形で利用されています。
Robloxのイメージ
Robloxという大きなポータルがあり、ユーザは自身をアバターとして登録します。そしてRoblox上の多数のゲームを自由に選択して遊ぶことができます。アバターは全ゲームで共有のようです(アバターのイメージはマインクラフトに似ています)。メタバースのサービスといった印象を管理人は受けました。コロナ化においてゲーム内で学生や児童が交流するという光景は、昨年にどうぶつの森やフォートナイトで見られ、ゲーム機を持たない家庭の子供がコミュニティに入れないなど一部問題なりましたが、あれらと同様のようです。こちらはプラットフォームが多岐にわたり、PCでも利用可能なため専用のゲームハードを利用しない分敷居が低いです。
収益化
ゲーム版のYoutubeと表現した通り、ゲームのユーザとしてだけでなく開発者のとしてコンテンツを公開し、そこから収益を得ることができます。wikipediaの説明のとおり、作成にはluaを使っているためスクリプト言語の知識が必要ですが、ゲーム内のパーツをサンプル公開しているため、Unityなどでゲームを作成した経験がある方は思った以上に容易に作成できると思います。
その他
その他、収集した情報をメモレベルですが記載します。
- 性的なコンテンツ排除のための運営と開発者のいたちごっこが続いている。ユーザの多くが18歳未満の子供ということで、特に運営は力を入れているようです。しかし、悪意がある会社もまた人間なので根絶が難しいようです。コンテンツが性的かどうかを判定する技術は一定程度の需要があると思います。3Dゲームであるので、テキストベースの解析手法よりは難しいでしょうね。画像解析系の主戦場になります。
- プログラミング関連の教材にしようという動きがある。マインクラフトもそのような動きがあった覚えがありますが、本格化したという情報はないですね。Robloxはluaというスクリプト言語を用いつつ、パーツを合わせる形でゲームプログラミングができるということで白羽の矢が立ったということでしょうか。管理人的には、プログラミングの入り口としてはよいかもしれませんが、本質的なことを習うなら、C言語やJavaのほうが良いと考えてます。せめてPythonにしてほしい、、、
まとめ
日本ではまだまだ知名度が低いRobloxですが、今後の動き次第ではバズる可能性も十分あります。収益化もできるようなので、Youtubeなど動画では芽が出ないクリエイターが新たな活路として開拓していくかもしれないですね。