カジュアル層へのアプローチで人気を取り戻せ(遊戯王マスターデュエル)

遊戯王マスターデュエルの今後について、どうしたらよりよくなるのかについて考えてみたいと思います。
管理人としては、やはりカジュアル層(不可思議な先行制圧コンボで必ず勝ちに行くより、昔ながらのデッキなどコンセプトをメインにしたデッキ同士で緩く楽しみたい人々）へアプローチすることで発展が見込めると思います。

リリースからの経緯

改めて、リリースからの経緯を簡単におさらいします。
2022年1月にリリースされたマスターデュエルも、早半年の運営期間を経ました。
この間に、主に月ごとに更新されるランク戦や特殊なルールに基づくイベント戦などが開催されています。
またソロモードやカードプールの更新も実施されました。

ランク戦の変更

主な変更点はランク分けがリリース当初より増えています。

リリース時

• ブロンズ
• シルバー
• ゴールド
• プラチナ

2022/07現在

• ルーキー
• ブロンズ
• シルバー
• ゴールド
• プラチナ
• ダイヤモンド

といった具合です。また書くラングの中にtierと呼ばれるさらに細かい区分があります。
このtierによる対戦マッチングもリリース時とは仕様を変えたようです。
当初は同一ランク内であれば、tierが別の相手でもマッチングしたのですが、現在はtierが同じ相手とマッチングする形です。
この弊害として対戦相手とのマッチングに時間がかかるようになりました。
また大体同じランク体であるため、同じ相手や同じようなデッキと戦う羽目になり面白さが減りました。

イベント戦の歴史

今まで以下のイベント戦（フェス）がおよそ1週間と少しの期間で開催されました。
イベント戦の際は下記の通り主なルールが設定されますが、それ以外にもイベント専用のカードプールレギュレーションが設定されます。

・エクシーズフェス：エクストラデッキに採用可能なモンスターはエクシーズのみ
・N/Rフェス：カードレアリティがノーマルまたはレアのカードのみを利用可能
・シンクロフェス：エクストラデッキに採用可能なモンスターはシンクロのみ
・融合フェス：エクストラデッキに採用可能なモンスターは融合のみ
・リミットワンフェス：同一カードはデッキ内に1枚のみ
・エクストラゼロフェス：エクストラデッキにモンスターを採用できない

リリース後からの問題点

以上のように更新は定期的に実施しているものの多くの問題点があり改善要望がでています。
先日あるYoutube動画を見ていたところ、リリースからのアクティブユーザが最盛期から91％も減少しているとの情報を報じていました。
理由について、その動画ではカードプールの更新の遅さ、イベントのつまらなさ、カジュアルユーザへの配慮不足を指摘していました。
他にもアカウント売買用に自動的にランクを上げたり、ゲーム内通貨を稼ぐbotも問題になっています。

カードプールの更新の遅さ

リリース後長らくカードプールが更新されませんでした。
そのため、勝ちを狙うデッキの種類が固定され、面白さを削いだといわれます。
このカードプール更新は現在でも遅く、紙で毎月のように新しいカードが発表されていることと比較して、いまだに不定期な更新となっています。
またカテゴリのカードがなぜか部分的に欠けたまま投入されるなど、理由が不明確な追加もあります。

イベントのつまらなさ

Youtube動画では、既存ルールの制限をさらに強化しただけであり、つまらないイベントを実装していると評しています。
しかし、管理にとしては戦術を変えるきっかけになるのでそれほど不満は抱いていません。
常に開かれているランク戦では、かつデッキが似たようなものばかりになっていますが、イベント戦では同じデッキ構成がまず取れないため様々な戦術を見ることが可能です。
そのためイベント戦はある程度、ランク戦に不満を持っている人の救済になっています。

bot被害

steamでリリースしているため、各種botによる自爆戦術や遅延戦法など様々な被害が発生し、運営とのいたちごっこも続いています。
特に遅延戦術は相手が人間でないため、待っている際の不都合を一方的に被ります。

カジュアルユーザへの配慮不足

最も大きな理由だと思います。
最たるものは、ランク線・イベント戦共通の「先行制圧」がはびこっていること。
遊戯王がじゃんけんゲームと呼ばれる所以です。
こうした制圧はランク戦で顕著であり、初心者やカジュアルユーザのやる気を激しく削ぎます。
無論、そういった戦力差に配慮するためにランク分けがされているのですが、手札誘発などの必須カードなく昔のカードのみで戦うようなファンデッキはまず勝てません。

少し長くなりましたので、改善ポイントはまた次回。

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