本を読む前に動画を見る?
本を読む前に事前情報を探している方向け。
要約はテキストだけの時代から動画へ
みなさんは、読むを本を決めるとき参考に知る情報は何でしょうか。一昔前なら検索エンジンに興味がある分野と本などとキーワードを打ち込みまず書籍名を絞りこんだ後、書籍名と感想や要約といったワードで検索していたと思います。これらの方法は現在でも有用です。実際、少しでも有名な本になると、内容を要約してまとめているサイトは複数あります。これらのサイトで要約を読み込み、興味があれば地震で購入するというのが管理人の本を選定するプロセスでした。
でした、と記載したように現在は少々変更があります。それは動画の活用です。コロナ化を機会にYoutubeにチャネルを開設する方が増加しました。扱う分野は多岐にわたっていたため、書籍を専門に扱うチャネルも今や多く存在しています。管理人はそれらのいくつかを視聴し内容を把握することを書籍の選定プロセスにとりいれました。ようやくサイトと比較したメリットは、図解によるイメージのしやすさです。これは動画のメリットを最大限に享受できます。さらに色彩も本に比べれば豊かです。これらからその本の概要やイメージをつかむことにはたけています。またYoutubeを例に取り上げますが、関連する本の動画が提案されるため、類似の本を簡単に発見・比較できることもよいところです。反面、正確に内容を伝えられているか疑わしいケースもあります。これはチャネルの運用者の理解力と表現力に左右されるため、優秀なチャネルを見つけるまで、ある程度時間がかかると思います。
扱いが多い分野
管理人が感じているところだと、金融系(投資)と日常生活(食事、健康、睡眠、仕事術)関連の本は要約対象に選択されやすいようです。これらの分野に関する本を探しているなら、まずはYoutube内で書籍検索をかけてみるとよいでしょう。
金融系の本紹介が増えた背景として、投資ブームが加速したことが挙げられます。2020、2021年のコロナの影響により、各国政府が経済対策として大量の資金を市場に投入した結果、短期間で株式等で利益を上げた人が多く出現しました。また仕事を失うなど、生活が不安定になった結果、FIRE等の現在の雇用に頼らない経済的な自立を志向する動きも加速しました。これらの要因で投資に関する本が多く出版されました。また当然これらの書籍は人々の関心を招くものであったため、要約対象とすれば視聴数を稼ぐことができると認知されたのだと思います。
日常生活に関する本は、コロナ化以前から多く出版されていて要約チャネルの対象としては変わってはいません。ただ、チャネル数は増えた結果、玉石混交の要約動画があふれることになりました。視聴する側としては情報が多いに越したことはありませんが、低質な要約動画を見て本の内容まで低質と決めつける危険があることが理解しておく必要があります。
反面、専門的な技術書の内容を解説するという動画はあまり見ません。専門的な技術書は本の要約というより、その技術書の分野自体を専門に扱うチャネルがあるので、そちらで情報収集するほうが良いです。文を主体としたようやくサイトも、需要の関係かあまり対象としていないようなので、技術書は書店で見比べて購入するほうが安心です。
面白そうだと思ったら購入しよう
さて、要約チャネルや要約サイトで興味を持った本に出合えたら、ぜひ購入することをお勧めします。なぜなら、要約はあくまで部分的な情報の抜き出しにすぎないからです。要約で興味を持つことができたなら、触れられていなかったその本の細部についても興味が合致する可能性が高いですし、細部を読むことでメイントピックの理解を深めることができます。本は高いという意見もたまに見かけますが、普段の自分の生活の一部の支出を見直せば、十分支出可能な金額です。飲み会、外食、嗜好品等、一時的に我慢するとどうでしょう、捻出できそうにありませんか。
まとめ
今回は、動画を利用した本の選定についてご紹介しました。文による紹介だけではイメージがつかみにくい方も、動画ならイメージしやすいと思います。ぜひ気になる本があれば、要約サイトだけでなく動画チャネルでも検索してみてください。