通信回線の費用について考えている方向け。
コロナ下における変化
コロナの影響で近年、勤務形態に大きな変化が生じました。特にリモートワークが一定程度、普及したことは大きいと思います。総務省が発行している通信白書を見ても、2020年の第一回緊急事態宣言時は、50%近くの企業がリモートワーク(テレワークと総務省統計では表記)を実施ています。その後は低下をしていますが、コロナ前と比較しても割合は高いままです。このような状況下で、リモートワークに必要な通信環境を見直さざるを得なくなった方もいらっしゃると思います。
固定回線の価値
リモートワークは、サテライトオフィスやリゾート地などでワーケーションも考えられるものの、主たる実施場所が自宅になります。リモートワークには、会社ネットワークに接続する通信回線が必要になるので、当然自宅の回線を利用します。この時、問題となるのが自宅回線の能力です。主にどれだけの多くのデータを流せるか、データをどれだけの速度で流せるか、流したデータ分の利用料金はどうなるか、がここでいう能力になります。この能力を考慮して強みを発揮するのが固定回線です。多くの固定回線契約は、光ファイバを利用した高速通信網を利用しておりどれだけ利用しようが、利用料金が定額であるものがほとんどです。また仕様上、ほかの方と通信路を共用するので多くの利用者が集中するほど速度が低下しやすくなりますが、携帯電話などの無線回線よりはたいてい速く品質が安定しています。
リモートワークにおいて、固定回線の価値を改めて考えてみました。近年は固定電話を家にひかず、携帯などの無線回線のみを利用するという方も増えています。しかしながら、固定回線には安定性や能力の面で一日の長があります。リモートワークがこれからも継続しそうだという見込みがある方は、固定回線を先行投資だと思って導入してみてはいかがでしょうか。