2連続で紹介してきた「ご家庭のNWにおける正常性を調べる方法」、いったん今回の記事が最後になります。最後は番外編で、pingを試す際にどのアドレスに試すとよいか、を紹介します。
結論から言えば、
・1.1.1.1
・8.8.8.8
のどちらかが良いと思います。これらのアドレスにpingして返ってくれば、少なくとも自身の端末からインターネットに疎通しています。またこれらのアドレスをお勧めする理由ですが、応答が早いということと、DNSサーバも兼ねているので、DNSの問い合わせ先にも利用できることが便利です。
1.1.1.1のほうはCloudflareとAPNICが連携してサービス提供しているようで、応答が早いです。また通信してきたIPアドレスをトラッキングなどに利用しないといったプライバシーに配慮した運営をおこなっています。
8.8.8.8はGoogleが提供するDNSサービスで、昔から応答が早いことで有名でした。私も基本的にLANからインターネットへ疎通しているかを確認するために利用してきました。いまは1.1.1.1が出てきたので、利用頻度は以前より落ちました。
いかがだったでしょうか。自身が通信するDNSサーバは各端末のDNSサーバアドレスを設定する方法などを調べていただくと、簡単にわかります。ぜひ、1.1.1.1や8.8.8.8を活用していただければと思います。