レベルを足して召喚せよ、シンクロフェス(遊戯王マスターデュエル)

シンクロ召喚フェスが開催されましたね。管理人は紙のほうで遊んでいた際に登場した革命的なシステムで思い入れがあります。
今回はシンクロ召喚って何?という人向けに簡単な解説と、現在の環境におけるシンクロ召喚について書いてみたいと思います。

シンクロ召喚とは

シンクロ召喚は、第6期(2008年ごろ)に登場した特殊召喚方法です。
その特徴は、チューナーと呼ばれるモンスターと、チューナー以外のモンスターのレベルを合算したモンスターをエクストラデッキから特殊召喚するというものです。

ちなみにほかの召喚方法の登場歴史をまとめた記事もあるので、良ければ見てみてください

この召喚方法が、画期的だった点はそれまで目を向けられなかった低レベルモンスターに活路を与えたこと、そして決定的に環境を高速化させたことです。これまでにもエクストラデッキを使う特殊召喚方法として融合召喚がありましたが、”融合”系の効果を持つカードが必要で、その召喚の敷居は低くありませんでした。
しかし、シンクロ召喚は、チューナーとそれ以外のモンスターのレベル合計が指定されたレベルになっていれば、召喚できるので融合召喚よりはるかに簡単に高レベルモンスターを召喚できました。
とくに、導入時期である初期は、チューナーとそれ以外の素材モンスターを縛るような2022年現在のシンクロモンスターと異なり、効果はないものの攻撃力は高いシンプルなシンクロモンスターが投入され、アドバンス召喚よりテンポよく高火力なモンスターを展開できました。
そのような理由で、特に脳筋系の殴ってかつ戦術デッキでは、レベル4で攻撃力が高いモンスターを並べて相手の壁を破壊してアドバンス召喚を防ぐという戦術の代わり、特殊召喚しやすい低レベルモンスターを並べてそのターン中に高攻撃力のモンスターをシンクロ召喚し、殴りかつというなパターンもでてきました。
現在では、禁止されているような「ダンデ・ライオン」などもこの時期に利用価値が跳ね上がっています。

2022年のシンクロ召喚

登場してから10年以上の歴史を持つシンクロ召喚ですが、現在でも新しいシンクロモンスターが登場し強化が図られています。
特に、強力なものはチューナーとそれ以外のモンスターのレベルの合計に加えて、例えば素材の属性や種族、カテゴリに制約がついています。
ここ最近では、環境トップのデッキではシンクロ一辺倒のデッキはほとんどないといったように思えます。
特にリンクショックが起きた際に大きく規制を食らったことの影響は大きいと思います。
時々、発表される新規のシンクロモンスターは近年のインフレに耐えられるようにかなり強力な効果を持っていますが、エクストラデッキには補完程度に入っている印象があります。
「フルールドバロネス」などが代表ですね。
またシンクロ系のカードは、当時放映されていた遊戯王ファイブディーズ関連のカードがやはり多いです。
バイクに乗ってデュエルを繰り広げるさまは、当時の子供に大きな衝撃を与えたようです。
と同時、人気も高く今でも多くのファンがいます。
そのような人気にあやかって、当時の関連カードが現在のインフレに対応する形で改善されては発表されています。
まとめとして、シンクロ召喚は現在でも環境に対応する形で新しいカードは発表されており、それは今後も続いていくと予想されます。

シンクロフェスのカード傾向

ファイブディーズ人気もあって、新たに発表された「シューティングセイヴァースタードラゴン」を主軸とするデッキが多く利用されていた印象です。近年の必須要素である効果無効化も入っており、攻撃性能も高い優秀なカードです。
初心者にもやさしい「レンタルデッキ」の一つにも採用されているので利用した方もいらっしゃると思います。
ただ、初めての方がシューティングセイヴァーを利用するには結構召喚条件が厳しいので、少し慣れてから利用するほうが良いと思います。
またシンクロ召喚も他の召喚方法にもれず、多様なルートが研究されているので、うまく実行するとレベル10以上の大型モンスターが1ターンで3体並ぶこともあります。
先に相手にこの展開を許すとほぼ制圧されますので、いかに展開の起点を見極めて妨害するかが勝敗を分けます。
幸い、シンクロ召喚だとチューナが起点になることが基本ですので、チューナーの状況を見極めることで対処するのが良いと思います。
とはいえ、墓地からシンクロ召喚したりするカテゴリもあるので、フィールドから除去するだけでは足らなかったりして、奥が深いです。

あとがき

いろいろ書きましたが、管理人はシンプルな脳筋が好きなので、「ジャンクウォリアー」の攻撃力を上げられるだけ上げて殴るのが好きです。
昔どれだけ上げられるかいろいろ試して、20,000以上のオーバーキルダメージを与える無駄ルートなどを考えて遊んでました。
みなさんも、勝つだけでなく独自の勝ち方を探求してはいかがでしょうか。