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続 NWの正常性を調べる方法

前回に引きつづき、ご家庭レベルで「ネットワークがつながらない!」といったトラブルがあったときに、自分で解決する力を身につけたい方に向けた豆知識を紹介していきます。

といっても、前回の記事で一通り調べることができるので、今回は「ご自宅のネットワークでどのような構成か興味ある!」という方に、調査の第一歩となる方法を書いていきたいと思います。とはいうものの、一般家庭のネットワークは多段構成や複数の中継器を接続してネットワークを構成することはまずないので、まずルータとそれにぶらさがる端末を把握することで十分だと思います。

昨今、ほとんどのご家庭でルータを導入するようになったと思います。ここでいうルータは、多くの場合wifiの電波を飛ばし自宅からインターネットの出入り口になっている装置だと考えてください。ご自宅のwifiをつなぐということは、このルータにアクセスすることを意味します。そしてインターネットと通信する端末はすべて子ルータを経由することになります。したがって、このルータにどのような端末がぶら下がっているかを把握できれば、基本的にあなたの自宅の端末を把握したと考えてよいです。

さて、ではルータにぶら下がっている端末をどのように調べればよいかというと、ルータにログインして通信ログを確認するのが初めに思いつく方法です。さらに言うならば、ほぼすべての端末はルータからIPアドレスを動的に貸与されて通信しているはずなので、この貸与している一覧を表示する場所を調べれば、端末を把握できます。このIPアドレスを貸与する仕組みはDHCPとよばれています。このDHCPアドレスの一覧を表示する機能は多くの市販ルータにあるはずなので、調べたい場合は「お使いのルータのメーカ名」「DHCPアドレス一覧」などを検索ワードに調べてみてください。表示の方法までたどり着けると思います。ここまで調べてみて、もしご自身が知らない端末を発見したらその端末にあなたのネットワークをただ乗りされているかもしれません。もう一度wifiのセキュリティ設定を見直してみてください。

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